GDS-15 (高齢者うつ尺度)

高齢者のうつ状態を早期発見。簡単な15の質問による自己診断テスト。

過去1週間のあなたの気持ちに最も近い答えを選んでください。

GDS-15 (Geriatric Depression Scale Short Form) とは?

GDS-15(高齢者うつ尺度短縮版)は、1983年にYesavageらによって開発されたGDS(30項目)を、より簡便に使用できるように1986年に الشيخ (Sheikh) と Yesavage によって15項目に短縮されたものです。身体的症状に関する質問を極力排除し、心理的なうつ症状に焦点を当てているため、身体合併症を持つ高齢者にも適用しやすいという特徴があります。

特徴とメリット

  • 簡便性: 15問の「はい / いいえ」形式の質問だけで構成されており、短時間(5分程度)で実施可能です。
  • 高齢者向け: 認知機能が多少低下している場合でも回答しやすいよう、質問が平易な言葉で書かれています。
  • 高い信頼性: 世界中で広く使用されており、感度・特異度ともに高いことが数多くの研究で示されています。

判定基準

スコア 判定 解釈
0 - 4 点 正常 うつの傾向は見られません。
5 - 9 点 うつ傾向 軽度のうつ状態が疑われます。経過観察や相談が推奨されます。
10 - 15 点 うつ状態 中等度以上のうつ状態が強く疑われます。専門医の受診を強く推奨します。

高齢者うつのサイン

高齢者のうつ病は、「老化現象」と誤解されやすく、発見が遅れることがあります。以下のようなサインに注意が必要です。

  • 興味・関心の喪失: 以前楽しんでいた趣味や活動に無関心になる。
  • 気力の低下: 「おっくうだ」「面倒くさい」が口癖になる。
  • 身体の不調: 頭痛、腹痛、めまいなどの不定愁訴が続くが、検査しても異常がない。
  • 不安感・焦燥感: 落ち着きがなく、些細なことで心配したりイライラしたりする。

注意: このツールはあくまでスクリーニング(選別)用であり、診断を確定するものではありません。結果にかかわらず、心身の不調を感じる場合は、医師や専門機関にご相談ください。