HbA1c 平均血糖値換算機

HbA1c(NGSP値)から推定平均血糖値(eAG)を算出します。

※NGSP値(現在の日本の標準)を入力してください。

推定平均血糖値 (eAG)

HbA1cと平均血糖値(eAG)について

糖尿病の管理において、最も重要な指標の一つがHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)です。 しかし、毎日自宅で測定する「血糖値(mg/dL)」と、1〜2ヶ月に1回病院で測る「HbA1c(%)」は単位が異なるため、直感的に結びつきにくいという声がよく聞かれます。 この換算機は、HbA1cの値を、馴染みのある血糖値の単位に換算した推定平均血糖値(eAG: estimated Average Glucose)を表示します。 「HbA1c 7.0%って、普段の血糖値でいうと平均どれくらいなの?」という疑問を即座に解決し、治療へのモチベーション維持に役立ちます。

換算式:ADAG研究に基づく信頼性

このツールで使用している換算式は、国際的な大規模臨床研究であるADAG(A1c-Derived Average Glucose)studyの結果に基づいています。 米国糖尿病学会(ADA)など世界の主要な学会で採用されている標準的な式です。

eAG (mg/dL) = 28.7 × HbA1c − 46.7

HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは?

血液中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン(血色素)」のうち、ブドウ糖と結合したものの割合を示したものです。 血糖値が高い状態が続くと、ヘモグロビンに糖がベタベタとくっついていきます。 一度くっつくと、その赤血球の寿命(約120日)が尽きるまで離れません。 そのため、HbA1cは採血した瞬間の血糖値ではなく、過去1〜2ヶ月間の平均的な血糖状態を反映する「成績表」のような指標となります。

HbA1cと平均血糖値の対応表(目安)

計算機を使わなくても、大まかな対応を知っておくと便利です。

HbA1c (%) 推定平均血糖値 (mg/dL) 評価(一般的目安)
5.0 97 正常値
6.0 126 正常高値〜境界型
6.5 140 糖尿病の診断基準
7.0 154 合併症予防の目標ライン
8.0 183 コントロール不十分
9.0 212 高血糖(要治療強化)
10.0 240 著しい高血糖

注意点:個人差と「隠れ低血糖」

HbA1cはあくまで「平均値」です。 例えば、「常に血糖値が150で安定している人」と、「50(低血糖)と250(高血糖)を激しく繰り返している人」の平均値は同じくらいになり、HbA1cも同じ7.0%程度になる可能性があります。 しかし、血管へのダメージは後者(血糖値スパイクがある方)の方が大きいと言われています。 HbA1cだけでなく、SMBG(自己血糖測定)やFGM(フリースタイルリブレ等)も活用して、血糖変動のパターンを知ることが重要です。

また、貧血がある方や妊婦さん、肝硬変の方などは赤血球の寿命が変わるため、HbA1cが実際の血糖状態を正確に反映しない場合があります(グリコアルブミンなどを参考にします)。