ヘリカルコイル計算機
コイル(ばね)の寸法を入力して、必要な線の長さや形状を計算します。
計算結果
ヘリカルコイル(つるまきばね)の幾何学
ヘリカルコイル(Helical Coil)とは、円筒の側面に沿って一定の角度で巻き付けられた螺旋(らせん)状の曲線のことです。 一般的に「ばね(スプリング)」として機械部品に使われたり、熱交換器のパイプとして使われたりします。 この計算機では、コイルを作るために必要な「素線(針金やパイプ)の長さ」を正確に求めます。
計算式: 直角三角形への展開
立体的な螺旋を平面に展開すると、直角三角形を使って考えることができます。 コイルを1回転分だけ切り開いて平らに延ばすと、以下のようになります。
- 底辺: 円周の長さ($ \pi \times D $)
- 高さ: ピッチ($P$)。1回転した時に進む距離。
- 斜辺: 1回転分の素線の長さ($L_{1}$)。
ピタゴラスの定理により、1回転分の長さ $L_{1}$ は以下で求められます。
$$ L_{1} = \sqrt{(\pi D)^2 + P^2} $$
全体の素線長さ $L_{total}$ は、これに巻き数 $N$ を掛けるだけです。
$$ L_{total} = N \times \sqrt{(\pi D)^2 + P^2} $$
用語解説
中心径 (D)
コイルの外径から素線の太さ分を引いた直径、または内径に素線の太さ分を足した直径です。計算にはこの中心径を用いるのが最も正確です。
ピッチ (Pitch)
コイルの線と線の間の中心距離(1回転で進む軸方向の距離)です。密着巻き(隙間がないコイル)の場合、ピッチは素線の太さと等しくなります。
展開長 (Developed Length)
コイルを真っ直ぐに伸ばした時の長さです。「材料が何メートルあればこのコイルが巻けるか?」を知りたい時に必要な値です。
用途
DIY・工作: 自作のサスペンションやバネを作る際に。
配管・設備: 給湯器や冷却塔などの熱交換用銅管コイルの材料見積もりに。
アンテナ設計: ヘリカルアンテナの素子長計算に。