kVA計算機 (キロボルトアンペア)

電圧・電流・相数から皮革電力(kVA)を算出し、kWへの変換も可能です。

V
A
※1.0 = 純抵抗、0.8前後 = モーター類
kW (有効) kVAR (無効) kVA (皮革)
計算結果
2.000 kVA
1.80 kW (有効電力)
0.87 kVAR (無効電力)

kVA(キロボルトアンペア)とは?:電気の「器」の大きさ

電気の世界には、3つの「電力」が存在します。その中でも **kVA(皮革電力、ひそうでんりょく)** は、電圧(V)と電流(A)を単純に掛け合わせたもので、電路や変圧器がどれだけの電気を流す「器(キャパシティ)」を持っているかを表します。

よくある間違いは、部屋の電球のワット数(kW)と kVA を同じだと考えてしまうことです。実際には、電気機器の中のコイルやコンデンサによって電力が「無効」に消費される分があるため、kVA は常に kW 以上になります。

電力の三角形:kVA, kW, kVAR の関係

これら3つの関係は、直角三角形(電力の三角形)で視覚化すると非常に分かりやすくなります。

  • kW(有効電力 / Active Power): 実際に仕事をしたり、熱になったりする電力。電球の明るさやヒーターの熱。
  • kVAR(無効電力 / Reactive Power): モーターの磁界を作るために「行ったり来たり」するだけで、仕事はしない電力。
  • kVA(皮革電力 / Apparent Power): 上記2つのベクトル和。電源側が供給しなければならないトータルの電力。
kVA² = kW² + kVAR²

力率(Power Factor)の重要性

kVA を kW に変換する鍵を握るのが**力率(PF)**です。

kW = kVA × 力率

力率が 1.0 なら、供給された電力がすべて有効に使われています。しかし、モーターなどを使う工場では 0.8 程度まで下がることもあります。力率が低いと、同じ仕事(kW)をさせるのにより大きな電流(kVA)を流す必要があり、配線が太くなったり電気料金の基本料金が上がったりするデメリットが生じます。

単相と三相の計算式の違い

日本の住宅や中小オフィスで使われる**単相**と、工場の動力で使われる**三相**では、計算式が異なります。

単相 (Single Phase) の場合

式は単純です:

kVA = (電圧 × 電流) / 1000

三相 (Three Phase) の場合

三相交流では、3本の線の位相差を考慮して √3(約1.732) を掛けます:

kVA = (√3 × 電圧 × 電流) / 1000

三相は単相に比べて効率よく大きな力を伝えることができるため、大型のエアコンや工場の機械、エレベーターなどで広く採用されています。

実務での活用シーン

1. ブレーカー容量の選定

新しい機械を導入する際、その「最大消費電流(A)」から必要な kVA を計算し、建物のブレーカーが落ちないか、あるいは契約アンペア(kVA契約)を増やす必要があるかを判断します。

2. 変圧器(トランス)の選定

変圧器の容量は必ず「kVA」で表記されています。接続する機器の合計 kW ではなく、力率を考慮した合計 kVA が変圧器の定格を超えないように設計するのが電気設計の基本です。

3. 非常用発電機のサイズ決定

災害時のためのバックアップ電源も kVA で選びます。PCなどの電子機器は力率が高めですが、冷房機やポンプなどは始動時の kVA が非常に大きくなるため、余裕を持った選定が必要です。

まとめ

kVA は、電気インフラの「太さ」を決めるための最も重要な指標です。有効な仕事量(kW)だけでなく、目に見えない無効な電力まで含めた全体像を把握することで、より安全で効率的な電気利用が可能になります。

よくある質問 (FAQ)

Q:1kVA は何アンペアですか?

A:電圧によります。100Vなら 10A、200Vなら 5A です。計算式は [A = (kVA × 1000) / V] となります。

Q:力率を改善するにはどうすればいいですか?

A:一般的には「進相コンデンサ」という装置を設置します。これにより無効電力を打ち消し、kVA を下げて電気代(基本料金)を安くすることができます。